自動車のガソリンタンクについては、個装包装にてワンウェイで輸送する方法が多く採用されている。従来は、製品の周囲を段ボールの組立緩衝部材で押えて固定する方法が多く、形状に合わせて4~6ヶ所のロの字型緩衝部材を有する一体式段ボール組立PADを用いるが、その組立工数と材料歩留まりが課題となっていた。特に組立工数については、製品生産の繁忙時にも対応できるような、シンプルかつ簡易に組立可能なPADが必要とされていた。そこで、製品の固定方法を見直し、曲げ回数が少ない形状で製品をしっかり固定できる、「三角ガイドフィットPAD」を開発。結果、従来よりも組立工数を67%削減、材料使用量を45%削減できた。
自動車業界では、物流容器としてリターナブルBoxに段ボール製仕切などの資材を投入して製品を収納し、海外輸送を行う方式が多く採用されている。
Box内の資材はワンウェイ容器として、製品の破損を防いで効率的に輸送する目的で使用される。一方で、従来発想の仕切形状では、製品同士の接触防止効果が高い反面、異形形状の製品に対しては収容効率などに課題があった。 そこで、「山折りPAD」を開発することで、課題を解決。 材料使用量74%削減、組立工数75%削減、輸送効率100%UPを実現した。
自動車業界では、物流容器としてプラスチック段ボールを素材とした仕切が多く使われている。主な用途は、工場間輸送中に、リターナブル容器内の製品同士の接触を防ぐためで、底PAD 付きの仕切(以後、倒立PAD)が使われていた。しかし倒立PAD は構造上、製作に手間がかかるという課題があった。そこで、簡単にワンタッチ2秒で組立できる「T 型クロスロック」を開発した。これにより製作時間を1/4(プレス抜きのみ)に短縮し、約40%のコスト削減を実現した。
機械や接着剤を使用せず仕切のバラけを防止。
工業製品に特化した包装技術。
弊社は自動車部品物流容器に特化しており、 段ボールなどの紙系のワンウェイ容器とプラ段などの樹脂系のリターナブル容器を生産しております。 今回はプラ段仕切を使用時に「仕切の部材が抜ける=組み直す工数の発生や、紛失により再購入する」 というお困り事に、 弊社は機械やテープを使用せずプラ段仕切を簡単に固定できる新工法「TD-Lock」シリーズを開発いたしました。
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